山下レディースクリニック
クロミッド
2005年5月27日
以前質問時はご回答ありがとうございました。
今回もまた質問なんですが、昨日通院している病院で排卵が起きてないようなのでクロミッドを初めて使うことにしました。
高プロで今はパーロデル1日1錠、生理が自力で来ないために今回もローリンデオール10日分を頂き、生理開始から5日目でクロミッドを飲む形を取りました。
そして、生理開始から12日目辺りにもう一度来院してエコーで状態を見ると言っていました。
その時に、クロミッドの影響で通常時に比べて約1.2倍ぐらいの確率で双子になる場合があるとも言っていました。
この約1.2倍ぐらいとは高い数値なのでしょうか?通常不妊治療をなさってない方でも、双子になる方もいますし、高齢の方にも双子になる率が高いということを聞いたことがあるのですが、それよりも率は高いということでしょうか?
1.2倍の確率が何となくピンと来ないもので。
それと、クロミッドの副作用が、ごく稀に頭痛がする方がいるといっていたのですが、そのほかに考えられる副作用があれば教えて頂きたいのですが。
ご返答よろしくお願いします。
クロミッドの副作用
多胎の発生率は自然周期が1%位とすると、5%くらいという数字もありますが。実際使っていると、そんなに多いかしら?という印象です。クロミッドの副作用は、頭痛、吐き気、かすみ目などの症状のほか長期的に使い続けると将来卵巣がんの発生率があがる可能性があるといわれています。これはクロミッドにかぎらず、注射などでも排卵誘発にともなう副作用ともいえるでしょうが。あとは、現在の不妊治療に直接問題になってくることとして、抗エストロゲン作用があるので内膜や子宮頚管粘液に悪影響を及ぼすことがあるということです。いろいろ言っても、クロミッドは飲み薬の排卵誘発剤としては一番古くから広くつかわれている薬ではあります。
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