山下レディースクリニック
男性側の薬の飲用が及ぼす影響について
2010年10月19日
不妊治療について調べていくうちに、「精子は薬70日かけてつくられる」としりました。
そこで、男性側の薬の飲用が及ぼす影響について教えてください。
@その70日の間に病院から処方された薬(腰痛、頭痛、傷の化膿止めの抗生物質)などを1週間くらい続けて飲んだ場合、胎児に影響は出るのでしょうか。
A漢方を常用しいた場合、胎児に影響は出るのでしょうか。
B子作りを考えた場合、70日前から男性側のお薬も控えたほうがいいのでしょうか。
お忙しい中、申し訳ないですが、宜しくお願いします。
「コウちゃん」さんが@で挙げられたような薬を男性が服用しても、胎児に影響が出ることはありません。漢方薬も同様です。
男性が服用することで催奇性が心配される薬もありますが、痛風治療薬の『コルヒチン』、抗悪性腫瘍薬、C型慢性肝炎治療薬、抗サイトメガロウイルス薬などの一部の限られたもので、これらの薬を処方する場合には必ず注意を促すはずです。
お子さんを希望される状態において、男性側が服用に慎重にならなければならない薬は、ごくわずかな特殊なもののみだとお考えください。
なお、抗うつ剤の『フルボキサミン製剤』『パロキセチン製剤』『セルトラリン製剤』などは、受精率を下げる可能性があるとの報告があります。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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山下さんに通わせて頂くきっかけとなったのは、HPで見た無料のカウンセリングを受けたことでした。とても親切に話しを聞いて下さり、この病院で頑張ろうと思いました。毎回の通院時も先生がとてもていねいに話を聞いて下さり、心強かったです。本当にありがとうございました。
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