山下レディースクリニック
レントゲンの影響
2005年4月13日
先日はご回答をありがとうございます。レントゲンは、排卵前なら影響はないということですが、影響がないというのは、卵への影響はなく妊娠が可能であること、また、妊娠した場合に、胎児への影響がないこと、という両方の意味と思って宜しいでしょうか?
また、実は、明日(木曜日)健康診断があり、胃と胸のレントゲンを撮る予定ですが、今回の排卵は翌日の金曜日か、翌々日の土曜日が予想されます。もしかするとレントゲン当日の木曜日中ということもあるかも知れません。これほどレントゲンと排卵の日が接近していても、卵への影響はないと考えて、夫婦生活をもっても大丈夫でしょうか?質問の繰り返しになるかも知れませんが、レントゲンと排卵の日があまりにも近そうなので心配になってしまいました。お忙しいところ申し訳けございませんがまた教えてください。宜しくお願い致します。
前回お答えしたことが、ちゃんと伝わっていなかったかもしれませんが
“影響がない”ということではなく、もし影響があれば淘汰されてしまって
非常に初期の流産などの形で終わるでしょうし、もし胎児がちゃんとみえてくるのであれば、影響がなかったと考えていいです。ということです。
放射線であっても、普通に生きているだけでも自然界からふりそそぐ放射線に日々
さらされてるわけで、いろいろな環境汚染物質やら食品添加物やら絶え間ないストレスが卵にもかかりながら我々は生きているわけです。
だからこそ年齢が上がれば徐々に卵がダメージをうけてきて妊娠率もさがれば、流産率もあがるわけです。したがってレントゲンの放射線が卵に影響しないですね、というご質問は誰にも正確にはそんな保証はできません。ただ影響があったとしても、
それが胎児先天異常の自然発生率をこえるようなものではないでしょう、ということです。
排卵日とレントゲンの日が何日はなれているかで特に違いはないでしょう。
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