山下レディースクリニック
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2008年6月17日
先生度々すみません。
私が服用していた誘発剤はクロミフェンです。消退出血というのは、要は以前のように生理だけは毎月起こすとゆうことですよね?その場合って自然妊娠することはまずないのでしょうか?????もし、何かの偶然で自然排卵することはあり得ないのでしょうか?多分プレマリンとデュファストンの服用になるのですが、自然排卵を妨げる作用があるのでしょうか???
私は20歳のときにやむを得ず堕胎手術をしています。初期で処置にも問題ないとゆうことでした。その後も生理も問題なく、初めて生理が止まったのは24歳のときでした。今から4年前になります。その時にいくつか病院を回ったときに多膿胞と診断されました。はじめは漢方を飲んで体質改善試ししましたが、効果はなく、自力で生理はきませんでした。
消退出血を起こすことで自然排卵のや自然妊娠の可能性がなくなるとかそういったことはないですか??
私が自然排卵する可能性は絶たれているのでしょうか。。。。。
私は少し治療とか不妊から解放されて気持ちをのんびりしたいと思っていますが、実際はタイミングだけでも続けておいたほうがいいんでしょうか。。。。お休みすることに問題はないのでしょうか。。。。
プレマリンとデュファストンを服用して(カウフマン療法)、消退出血を起こす場合は、基本的に排卵は起こりません。この場合のカウフマン療法は、妊娠を目指すためではなく、周期的なホルモンバランスを整えておくために行うものです。
『ラズベリー』さんの状況で、一日も早い妊娠を望まれるのであれば、やはり排卵誘発剤を用いる必要があると思われます。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、加齢とともに排卵しにくさが悪化するといわれていますので、治療をお休みされるのであれば、あまり何年も間をあけないほうがよいでしょうね。
なお、PCOSの方はインシュリンが過剰に産生されている方が多く、この影響で卵巣内の男性ホルモンが高値になり、排卵の妨げになっているのではないかといわれています。そこでインシュリンに対する感受性を高めるメトフォルミン製剤を服用することで、インシュリンの分泌量が抑えられ、ときには自然排卵が復活するケースもあります。また、クロミフェン製剤では排卵しなくなったPCOSの方が、メトフォルミン製剤を併用することで、クロミフェンの排卵誘発効果が 高まる場合などもあるようです。すべてのPCOSの方にメトフォルミン製剤が効くわけではありません が、治療を再開後、万が一、クロミフェン製剤の効き目が悪くなっているよ うであれば、主治医の先生と相談のうえ、試されてみてもいいかもしれませんね。
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