山下レディースクリニック
3440で質問した者です
2009年1月15日
山下先生早急の返信ありがとうございます。
2人目を希望して不妊治療あしかけ6年半になります。1度も妊娠したことがありません。
夫婦ともこれといった原因もなく(私の軽い排卵障害は指摘されていますが)3件目に不妊専門病院を選び、3ヶ月前から通院しておりますが、今回の様な事は他の病院でも数年間1度もなかったので 動揺しておりました。
もう1つだけ質問お願いします。
今回、主治医の説明通り 排卵後の卵胞に水・・であるならば
山下先生ならば、どういった経緯でおきた現象かとおもわれますか?
また もし排卵がおきているとするならば、卵胞が残っている今消失する通常時より 妊娠は厳しい状況ですか?
本当に排卵が起こり、黄体ホルモンが十分に出ているのであれば、卵胞内に水が溜まっていたとしても、着床や妊娠の妨げになることはありません。またLUFであったとしても、特別、珍しいことではないのです。超音波による卵胞の観察をていねいに行っている病院で、毎周期、観察していれば、不妊ではない方にでも見つかる症状です。ただし、毎周期、LUFが続く方の場合は、妊娠するためには体外受精などARTの助けが必要になります。
『ニャン太』さんは38歳で、すでに不妊治療を6年半も続けておられるとのこと。不妊治療でも補えないのが、加齢による卵子の質の低下です。35歳を過ぎると、卵子の質は急速に落ちはじめ、42歳を超えるとARTの技術を用いても、妊娠率は数パーセントになってきます。もともとお一人は出産されているのですから、決定的な原因ではなかったと思われますが、これから先は卵子の質の低下が深刻な問題になってきます。もしも、どうしてもお二人目が欲しいということであれば、一般的な不妊検査ではわからない不妊原因が隠れていると考え、早めに治療のステップアップをお考えになったほうがいいと思いますよ。
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