山下レディースクリニック
3613で質問させていただきました。
2009年3月25日
山下先生、お忙しいところご回答ありがとうございました。
前回、3632でショート法について質問させていただきましたが、HPを拝見すると先生のクリニックではアンタゴニスト法をすすめていらっしゃいますか?次回の誘発はショート法かアンタゴニスト法でと考えていますが、期待できる結果の違い、適用を教えて下さい。私の場合は、どちらをまず試してみるのが良いでしょうか?
内膜が自然周期でも6ミリから8ミリ位で悩んでいます。自分でビタミンEと葉酸のサプリメントをとっていますが、病院でのお薬や、サプリメント、日常生活で有効なことがあれば教えていただけないでしょうか?
度々申し訳ありません。よろしくお願いします。
セロフェンを服用されていない周期でも、高温期中期に子宮内膜 が6〜8ミリなのですね。8ミリあれば可能性はあると思いますが、ショート法にせよ、アン タゴニスト法にせよ、本格的な卵巣刺激を行うことで、卵胞から分泌されるエストロゲン の値も上昇しますので、内膜の厚さもいくぶん改善する可能性はあるのではないでしょうか?
卵巣刺激の方法については、残念ながら『あお』さんに合っている のがどちらかを文面だけから判断することはできません。自分の脳から分泌される FSH(卵胞刺激ホルモン)や黄体化ホルモン(LH)をより長期間、卵育てに活用するの が、アンタゴニスト法です。これまでロング法だったのであれば、大きく変えてみるという意味では、アンタゴニスト法を試してみられてもいいかも知れませんね。
残念ながら、子宮内膜を厚くするのに効果がある薬はないのですが、ビタミンEを服用していると子宮内膜が薄めの方でも着床率が あがるという報告もありますので、続けてお飲みになったほうがよいでしょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
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