不妊症

不妊症なんでもQ&A　トップ

不妊症全般１のQ&A

4034で質問させていただいた者です。

2009年8月3日

山下先生、お忙しいところ早速お返事いただきありがとうございました。先日、稽留流産の手術が終わりました。毎日涙が止まらず暫く時間がかかりそうですが少しずつ前に進んでいきたいと思います。先生のあたたかいお言葉に心から感謝いたします。

今後、再度凍結胚を移植する予定ですが、新鮮胚（2日目に凍結）と胚盤胞のどちらを移植するか決められずにいます。凍結している胚盤胞が2つあるのですが、どちらもグレードが良いものとは言えず胎盤になる部分がCです。Cがあると妊娠の確立が下がってしまうという話はよく聞きます。新鮮胚の方がいいのでしょうか？それともやはり胚盤胞まで育ってくれた生命力を信じて胚盤胞を移植したほうが可能性は高いでしょうか？先生はどちらを勧められますか？年齢は35歳でかなり焦っています。お忙しいところ申し訳ありませんがお返事いただけませんでしょうか。
宜しくお願いいたします。

　こちらのご質問には、山下ＬＣの胚培養室長の岩山が答えさせていただきます。
　凍結保存胚に、胚盤胞と分割期胚 (培養2日目) があるという解釈でよろしいのでしょうか。分割期胚は胚盤胞に成長するかどうかわからないので、現時点では、グレードが悪くても、胚盤胞にまで育っているもののほうが有利であると思います。「胚盤胞」→「分割期胚」の順番で移植されるのが、一般的ではないでしょうか。

　もう１つの案として、分割期胚を融かして、体外で胚盤胞にまで成長するかどうか培養をしてみます。その結果、胚盤胞になれば、そのまま移植。ならなければ、凍結胚盤胞を融かして移植するという方法もあります。主治医とご相談してみてください。

<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。

不妊症全般１のQ&A一覧