山下レディースクリニック
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2009年1月10日
以前よりこちらでご相談に乗って頂いている者です。昨年は親身なアドバイス本当にありがとうございました。
昨年始めて体外受精をし、初回で妊娠に至りましたが、13w4dで子宮内胎児死亡となりその後簡単な不育症採血をして抗核抗体320倍陽性がわかりました。(高リンや抗ss−A抗体は陰性でした)
子宮の回復を待って2度目の体外に挑戦しましたが、妊娠に至らず、次周期に凍結胚移植するが、また結果が得られず相当落ち込みました。{本気で山下先生のところへ、転院も考えました・・}
そして今週期、ようやく結果が得られ先日胎嚢確認出来ました。
本来心の底から喜べるはずなんですが、抗核抗体陽性・以前の胎児死亡の経験のためいつも不安が付きまとっています。その事を、主治医に相談しました。
「抗核抗体が320倍といっても、何か疾患にかかっている訳ではないし、流産死産を繰り返している訳ではないのであまり神経質になる必要はないです。でも出来る事をしておきたいという気持ちもわかります・・。今出来る事はバイアスピリンなどの血をサラサラにする薬と微量のプレドニンを飲むか・・ですね。いずれにせよ決めるのは自分です。次回心拍確認できたら、一度総合病院を受診してみましょう」
とのことでした。主治医の言うみたいに神経質になりすぎなんでしょうか?子供に影響なく、前回のような悲劇を少しでも避けられるなら、バイアスピリンやプレドニンも私は内服したいと思っているんですが・・。
新年早々で申し訳ありませんがアドバイスお願いします。
赤ちゃん本当に残念でしたが、またいい結果が出てよかったですね。
抗核抗体のみが陽性という場合には、不育症治療は行わないというのが一般的な対処です。なぜなら、出産を経験されている妊婦さんの中にも抗核抗体が陽性の方は少なからずおられるからです。
高リン脂質抗体などが陰性なのであれば、少なくともプレドニンは飲まれないほうがいいと考えます。お亡くなりになった胎児の検査はされたのでしょうか?もしも胎児に染色体異常があったのであれば、偶発的な出来事だったと捉えたほうがよいでしょう。どうしてもご心配であれば、低用量アスピリン療法について、総合病院でご相談になってはいかがでしょうか。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
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