山下レディースクリニック
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2011年9月15日
先日、次回の胚盤胞移植の件で質問させて頂いた者です。(質問No.6115)
現在海外で体外受精を行っており、あと1つ胚盤胞があります。
11月24日に本帰国することが決まっているため、次回の移植を早めに行いたい旨病院に伝えたのですが、
今月はピルを使い、10月に入ってホルモンを補充し10月20日に移植したいとのことでした。
仮に妊娠した場合、帰国する頃は6〜7週あたりになるかと思うのですが、
前回7週で稽留流産しているため日程として本当に大丈夫なのか心配です。
主人の日本での仕事の都合があるため、帰国フライトの延期はできません。
こちらの医者は万が一流産となっても、帰国までに処置できる時間はある、とおっしゃっています。
また、妊娠継続できた場合、帰国後も必要となるプロゲステロン注射(もしくは膣座薬)やエストロゲンの飲み薬はこちらに居る間に全部出す、と言ってくれています。
質問なのですが、
1、6〜7週前に流産の判定を行い、そして手術をする余裕があるものなのでしょうか。
2、6〜7週目で14時間飛行機に乗ることに対して、流産の危険が増したりすることは無いのでしょうか。
3、素人目から見て、この日程はタイト過ぎるような気がするのですがどうでしょうか。
せっかくの胚盤胞なので移植して帰国したい気持ちと、
また流産になったりした場合のトラブルと時間を考えると、
やるべきかやらざるべきか悩んでおります。
何度も同じような質問で大変恐縮です。よろしければ先生のご意見を頂けますでしょうか。よろしくお願いいたします。
ご心配わかりました。
1、流産は、いつ起こるかわかりません。しかも、処置がまったく不要な完全流産から、 薬剤による処置や子宮内の掻爬や吸引が必要なケースまでさまざまです。
2、フライトで流産リスクがあがることはないでしょう。ただし、長時間同じ姿勢をとっていると、血行が悪くなることはあると思われますので、機内ではこまめに姿勢を変えて過ごしてください。初期流産の多くは、胎児側に偶発的な染色体異常があることによる、防ぎようのない流産です。
3、ご自身で決められる問題と申し上げるしかありません。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
約1年間、山下先生、看護師の方々には本当にお世話になりました。卵の数が少ないと分かった時は本当にショックでしたが、先生を信じて、人工受精を5回して妊娠できました。産まれたらご報告させて頂きます。本当にありがとうございました。
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