山下レディースクリニック
ステップアップについて
2011年6月16日
お忙しいところ恐れいります。
現在不妊治療通院中で、今月でタイミング法5回目になります。
3周期程セロフェン錠を服用していましたが、頸管粘液が少なくなった様に思えたので、現在は服用していません。(プレグニールは注射しています。)
Drからはステップアップをそろそろ検討して。といわれていますが、右の卵巣に3cmのチョコレート嚢腫があるので、私自身、腹腔鏡も検討しています。通院中のDrに相談するとラパロは卵巣機能の低下の可能性があるし、3cmとまだ嚢腫が小さいので、まずはAIHを。というDr.もいれば、癒着等あればAIHが無駄になるので、まずはラパロを。
という医師もいます。(卵管造影検査の所見は、異常なし。)
先生の治療方針では、この様な場合どちらを選択されますでしょうか?また、体外受精を最終的には、考えていますが、その場合はラパロはしない方がいいのでしょうか?
まとまりのない文章で、申し訳ありません。お手すきな際にお返事頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。
私も、チョコレート嚢腫に関しては、卵巣機能の低下が懸念されるので、激しい月経痛のためにQOLが低下して困っているというのでなければ、妊娠を目指すうえでは、このままAIHにステップアップされたほうがいいと考えます。
AIHにおいては、頚管粘液の減少はマイナス要因ではなくなりますので(子宮の奥に直接精子を注入するため)、排卵誘発剤を併用されてもいいのはないでしょうか。
体外受精においては、同じ排卵誘発剤の量で多くの卵が育つほうが有利ですので、健康な原始卵胞を失う可能性のある腹腔鏡手術は急がれないほうがいいと思います。月経痛が堪えられる程度であれば、AIHで結果が出なかった場合でも、腹腔鏡手術はなさらずに体外受精に進まれることをおすすめします。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
初めてこちらのクリニックを訪れた日は、私が赤ちゃんを授かる日は本当に来るのか、と思い悩んで暗い気持ちでした。しかし、先生の「がんばっていきましょう」との励ましや、ナースや受付の方々の心配りあふれるご対応のおかげで、通院を続ける事ができました。この年齢になって、‘‘あきらめなければいつか実現する」という事を教えていただいた気がします。あきらめず、投げ出さず、実現させて下さいね。
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