山下レディースクリニック
グリコランについて
2005年5月11日
先日はありがとうございました。
採卵37個のうち30個受精しました。胚盤胞まで培養した結果、9個の胚盤胞ができました。しかし、質が中と中以下であまり良くないそうなので、再度採卵し、その中で、質の良い物を移植することになりました。
次周期は見送り、その次の周期にグリコランを1日750mg(3錠)と注射を併用し、卵を育てる方法を採用する予定ですが、これは一般的な方法なのでしょうか?
また、グリコランにはどのような効果があるのでしょうか?
卵を育てる間、使用して、生まれてくる胎児に問題が起こると言うようなことはないのでしょうか、医薬書に妊娠可能性等がある場合は使用してはならないとあったので不安です。
卵巣を休ませる期間は1周期では少ないでしょうか?2周期あけた方が卵の質が良くなるならばそうしたいと思います。
卵の質が悪く大変落胆しております。アドバイスを頂けるとありがたいです。宜しくお願いします。
グリコランは多嚢胞性卵胞の時などにクロミッドで反応が悪いときなどに、トライすることがあります。耐糖能の異常というような糖尿病まではいかない病態ではありますが
そういう素因をもっている場合には(多嚢胞性卵胞のひとに多いといわれています)
これが効くことがるといわれています。
胎児への危険性は現在までのデータではなさそうです。欧米では妊娠しても中期くらいまで飲み続けたほうがいいというようなこともいわれています。
排卵誘発までに何周期あけるべきかは、それまでにどんな誘発方法をしてきたかとか、
残存嚢胞などがあるかなどで違ってくるのではないですか。
<ご注意>
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