山下レディースクリニック
リュープリン注射後の生理について
2008年9月8日
いつもお世話になっております。
10月下旬に子宮内膜ポリープの手術(内視鏡)を予定しています。内膜を薄くするために生理を止める必要があるとのことで、生理周期2日目の9/1にリュープリンを注射しました。
主治医から、この注射の影響で生理が2週間くらい続く、人によるが、更年期障害のような症状が出ることがある等の説明を受けました。
4週間後にまたリュープリンを注射する予定で、また生理は来るが、手術までには止まるとのことでした。
リュープリンを注射したのに、生理が来るというのは、体の中でどんなことが起こっているのでしょうか?手術の前に、この注射をするメリットはあるのでしょうか?
山下先生の病院では、子宮内膜ポリープ手術の前に、リュープリン注射をされていますでしょうか?
当院で子宮鏡を用いて子宮内膜ポリープ除去手術を行う場合は、子宮内膜が厚くなる前の月経終了直後に実施するようにしております。子宮筋腫をとるような場合は、手術の負担を軽くするため、リュープリン注射などの薬物を用いて、いくらかでも筋腫を小さくしてから除去術を行うという方法も行われますが、小さなポリープを除去する前に
リュープリン注射をしておくという方法は、あまり一般的ではない(そこまでする必要がない)ように思います。
なお、リュープリンの投与後一回目の月経は、来る可能性はありますがその次はまずこないでしょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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