山下レディースクリニック
リスクについて
2011年7月13日
人工授精で妊娠した知人が、妊娠8カ月で胎児の成長が悪いとの理由で緊急入院することになりました。
その時、担当医師から、人工授精などで妊娠した場合、自然に妊娠した人に比べると、
このようなリスクが高くなると言われたそうです。
人工授精でリスクが高くなるのであれば、体外受精や顕微受精などはもっとリスクが高くなるのではと思いますが、
先生のご意見をお聞かせ下さい。
人工授精で妊娠されたご友人が胎児の発育遅延を経験されているとのことですが、人工授精を行ったことにより、このようなリスクが自然妊娠に比べて高くなるということはありません。
体外受精や顕微授精での妊娠における流産率や胎児がハンディキャップを持って誕生する確率は、自然妊娠全体に比べれば高くなるという報告があります。ただし、これは体外受精という治療による影響というよりは、体外受精を受けることになった方々の平均年齢が、自然妊娠された方々の平均年齢よりも高いというところに最大の原因があるとお考えいただいたほうがいいでしょう。同じ年齢層で比較すれば、その差はほとんどありませんよ。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
初めての来院から約半年で無事、子どもを授かることができました。来院するまでは、自分に原因があるんじゃないかなど不安な気持ちでした。一通りの検査をして、私にも夫にも問題がないとわかりホッとしました。それからは2人で前向きに考えれるようになりタイミングで妊娠ができとてもうれしかったです。本当にありがとうございました。
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