山下レディースクリニック
今の状態に不安な毎日です。
2008年1月30日
初めまして。先生の親身なお返事を沢山拝見し,相談させていただきたくなりました。結婚3年目の30歳の主婦です。子供はいません。もう何年も生理痛に悩まされ産婦人科を転々としていましたが、痛みの原因は分からない、体質、問題ないと言われ続けてましたが年末にひどい腹痛で入院。結果、子宮内膜症チョコレートのう腫と腎盂炎と言われ体外受精でもまず子供は無理だろうと言われました。現在はホセゾーン(ジェネリック医薬品)のみの治療です。私は幼少からの問題で2年前から心療内科に通院しています。婦人科の医者は精神科治療を頭から否定しているのでコミニケーションがとれません。また腹痛や腰痛を訴えてもまともに診察してくれません。沢山の医者と接してきた私は失礼ながらどこか不信感を持ってしまいます。
@このまま半年のホルモン治療で一般的に終わるものなのか。
A心療内科との並行の治療は体に良くありませんか?
B私は埼玉ですが婦人科専門の病院はありますか?
長々とすみません。何も分からず不安ばかりで行動に移せずにいます。読んでいただいて有難う御座います。宜しくおねがいします。
それは、たいへん辛い経験をなさいましたね。心療内科の先生は、『うずら』さんがお子さんを望まれていることについて、何かアドバイスはくださいますか? 投薬の内容や病状によっては、今すぐの妊娠が難しいケースもあるかと思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか?「その点では問題ない」ということであれば、不妊治療のことを考えましょう。
さて、子宮内膜症と不妊ですが、深い関係はあるものの、実は、どちらが原因でどちらが結果なのか、まだよくわかっていないのです。初期の軽い子宮内膜症でも以外と妊娠しづらかったり、重度の子宮内膜症があってもすぐに妊娠されたりと、妊娠率と重症度の関係も明確ではありません。ちなみに子宮内膜症の治療にもっとも有効なのは、病巣を増殖させる卵胞ホルモンの分泌を止めること、すなわち“妊娠”なのです。ですから、妊娠か子宮内膜症の治療(手術療法か、投薬による偽閉経療法か)、どちらを優先するかを選ぶ場合、私は妊娠を急がれることをおすすめするケースが多いですね。
埼玉県の子宮内膜症に明るい不妊治療専門医につ いては、たいへん申し訳ありませんが存じませんのでお答えいたしかねます。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
©山下レディースクリニック