山下レディースクリニック
今後の治療への不安
2005年8月20日
いつも、丁寧な回答をありがとうございます。
タイミング法によりクロミッド(5日間/1日1錠)→HCG→排卵日確定→性交→ディファストン(10日間朝・昼各1錠)を実施しましたが高温期15日目で生理がきてしまいました。産婦人科では高温期が短いので黄体ホルモン少ないといわれ、またクロミッド5日分を渡されました。HPで不妊治療をされている方をみると毎日病院に行って注射をされたり薬を毎日服用されている方がたくさんいますが私の場合、また同じ方法で治療を進めてもよいのでしょうか?先生におまかせしておけばよいのか、自分からもっと確率が高くなる様に通院や薬の量を増やしてもらう様に言っても良いものか悩んでいます。診察室に行くとなぜだか固まって疑問に思う事を先生にお話できません・・今後の治療アドバイスをお願いいたします。
高温期が15日間あって高温期が短いのか、という疑問があります。基礎体温表でどこから高温期ととるかということでも違ってきますが、一般的には高温期は11日以上あればOKとされていますが。もし、黄体期が短かいとか、黄体不全を思わせる兆候があったとしても、そんなにそれに対して明らかに効果のある
方法というのはなかなかありません。
黄体ホルモン自体を補う(デュファストンを飲んでおられるのが
それにあたるわけです)とか、hCGをうってみるとか(これもされてますね)、排卵誘発剤で卵胞の質をよくして黄体機能をあげることを期待するとか(これもされてますね)一応いわれてはいますが、確実に効果が証明されたものはあまりありません。
注射を毎日したほうが必ずしも確率が高くなるとはいえないと思います。いろいろやっただけ報われるわけではないところが不妊治療のつらいところですね。
<ご注意>
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