山下レディースクリニック
今後の治療
2005年11月1日
昨年12月に流産をして、先月婦人科で検査をしてもらったところ
・プレゲステロン 8.5
・テストステロン 63
黄体ホルモン値が低いと言われました。
卵の大きさを測ったところ周期11日目には成長が遅いと言われましたが
14日目にはそれなりに育っていて黄体ホルモンの注射というのをして、
36時間後には排卵するのでと言われタイミング指導を受けました。
(過去の排卵は自己判断ですが14〜17日だと思います)
今後の治療として自分で決めるように言われたのですが、
・今回のように、黄体ホルモンの注射(周期中一回接種)をして高温期
10日分朝夕プロベラを服用しタイミング指導。
・セロフェン(クロミッド)の服用もして、排卵を早める。
流産を極力防ぎたいのでどちらが私に適しているのか聞いたところ、
微妙な位置にあると言われました。
排卵誘発剤を使用したことにより、副作用が出るのも怖い。
反対に使わなかったことにより、古い卵子が受精して流産の可能性が高くなるのも怖い・・・。
私のような場合どちらが向いているのでしょうか?
それと、排卵誘発剤のセキソビット(副作用が少ない)
というのがあるそうですが、、もし誘発剤を服用するなら・・・と気になっています。しかし通ってる病院ではクラビット・セロフェン以外使っているのかがわからないのですが、先生に薬の名前など出して提案してもいいものでしょうか?
生理28日〜32日 体温は全体的に低めです。
高温期への移行が3〜4日かかります。
流産の原因として、排卵までに多少時間がかかった卵が排卵して、それが古くなっていたから流産したのだ、というのは
あまり根拠のある話ではないでしょう。
年に3回くらいしか生理がない人でも、たまたま排卵のタイミングがあえば1回で妊娠したりすることはあります。
14日で排卵した卵はOK,17日かかったものはだめ、とかいう証拠はありません。
クロミッドの副作用というのは、そういうことでなく、抗エストロゲン作用というのがあるのでそのせいで排卵のころのおりものがへったり、内膜が薄くなるような場合があるよ、というものです。前回妊娠されたときに別にクロミッドも使っておられなかったのなら、あなたはなしで十分妊娠する方なのですから、さしあたり必要ないのでは?とも考えられますね。セキソビットも選択肢のひとつでしょうが、これも絶対飲んだ方が確率があがりますよ、というほどのものではないかもしれません。まずは排卵の時期のhCG注射(あなたが黄体ホルモンといわれているものは
正確にはこれのことと思いますが)のみでとりあえずためしてみるのもひとつでしょうか。
<ご注意>
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