山下レディースクリニック
教えてください。。。
2007年10月20日
初めてメールさせていただきます。
宜しくお願します。
私はもうすぐ35歳になり主人は40歳で 妊娠を望んで1年が経ちます。
市販の排卵検査薬を使いながらタイミングを合わせてはいたのですが、自力ではなかなか授からなかったので思い切って今年の8月 不妊専門のクリニックを受診しました。
始めの検査で子宮にポリープがあることが分かり、9月の始めに除去手術をしました。 そして同じ頃から プロラクチンの値が31.08ということでテルロン 半錠を飲んでいます。
卵管造影検査では左右とも異常ないとのことでした。
基礎体温は2層に分かれているものの かなりバラつきがあり、テルロンを飲み始めた後からは高温期が9日程度しか続かない状態です。
また粘液の検査は特にしていないと思いますが、排卵の前後の診察では 少し硬め・・・という風に言われました。
主人の方は 全体的に標準の少し下・・・という感じでしたが、特に治療は勧められませんでした。
このような状況から、今月始めに人工授精に挑戦しましたが結果はダメでした・・・・
次は自然に・・という風に夫婦で話し合い お医者さんに伝えた所、セキソビット5日分を処方されました。
正直、テルロンや排卵誘発剤の副作用について 不安があります。本当はクロミッドを処方したかったみたいなのですが、粘液を更に硬くしてしまうかも・・ということで、人工授精をしないならセキソビットで・・という感じでした。
また、最近の検査で新たにポリープができ始めていることが分かり、又手術?子宮は大丈夫?と不安や焦りばかりが募ります。
今の私の体の状況などから考えて、粘液が硬いということと卵管造影検査後は多少妊娠しやすい?(何かで読みました)ということで、再度人工授精に挑戦するのが良いのか?それともまだ他に調べた方がいいのか?
何をしたらいいのか 分からず悩んでいます。
先生のご意見、アドバイス 宜しくお願します。
人工授精(AIH)で妊娠した人の9割が6回までに成功していることから、この治療方法の有効な回数は6回程度といわれています。もうしばらくは、排卵誘発剤の併用などバリエーションを変えながらAIHを試されるのがよいでしょう。
『さくらんぼ』さんの場合は、一般的には約14日間ある高温期が9日間しかないとのこと。黄体機能が十分に働いていない可能性があると思われます。高温期中期の黄体ホルモン(プロゲステロン)の値は調べましたか? もしも、10ng/ml以下の場合は、薬で黄体機能を補う必要があります。
次に、薬による治療に不安をお持ちとのことですが、セキソピッドは、排卵誘発効果がもっとも緩やかな排卵誘発剤で、多胎妊娠も含め、深刻な副作用が出ることはほとんどありません。排卵誘発剤でよい卵をつくれば、間接的に黄体機能も高まりますので、試してみてもいいと思います。。テルロンについても、1日に半錠程度であれば、重大な副作用はでにくいでしょう。テルロンを飲みはじめてから頭痛や吐き気などの症状が出たという場合は、主治医の先生にご相談になってみてください。
なお、子宮内に飛び出たポリープについては、着床の妨げになることがありますが切除した方がいいかどうかは一概にはいえません。これについても主治医の先生と相談されるのがいいでしょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
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