山下レディースクリニック
質問おねがいいたします。。
2008年4月22日
こんにちは。
私は不妊治療をはじめたばかりの20代後半主婦です。二人目不妊のようです。
もともと生理不順でしたが一人目は自然にさずかりました。 いつからなっていたかはわからないのですが今回、多嚢胞と診断されました。
もともと今回病院にいったのは二人目がそろそろほしいので生理不順を治すために行きました。
なにがなんだかわからないまま不妊治療がはじまりました。。
まず生理をおこす薬をのみ生理がきて五日目からクロミフェンあわせて糖尿病の薬(メルビン)をのんで生理開始から12日目に病院にいきました。
そこで内診で「今回は排卵が来そうにない」とさらっと言われいきなり注射をされました。二日後にまた注射にいきそこからまた二日後に注射にいかないといけないそうです。
何の注射かさっぱりわからないままです。。卵をおおきくするものでしょうか?
とんとんびょうしに治療がすすみ頭がついていけてなくいきなり注射されたことに唖然としたままです。
普通クロミフェン(クロミッド)を何度か試しタイミング療法を何度かするものではないのでしょうか?
あと半年前違う病院へ生理不順でいったときは多嚢胞とはいわれず排卵がきてるといわれ妊娠するといわれたのですが。。。急に不妊になったのでしょうか?
疑問だらけなのですが今回こんなに簡単に『排卵が来ない、注射をします』といわれ本当にとまどっています。簡単な内診で排卵がきてないのがわかるのでしょうか?
今の先生にまかせていいでしょうか?とても評判の名医ではあります。
疑問だらけで。。すみません。。わたしとしてはタイミング療法を何回か試したら妊娠するかな、とおもっていて不妊治療をする決心もつもりもなかったので正直とまどっています。。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは、卵巣の中で卵胞がある程度の大きさまでは育つけれども、排卵が起こりにくい、もしくは起こらないために、月経不順(非常に月 経周期が長い)や無月経といった症状になって現れる排卵障害の状態をさします(超音波検査を行うと、卵巣表面に排卵できなかった小さな卵 胞がずらりと並んだネックレスサインと呼ばれる特徴的な状態が観察されます)。しかも、加齢とともに排卵しにくさが悪化するといわれています。
今のところ、PCOSの原因はきちんと解明されていないのですが、 卵巣内の男性ホルモンが高値だと排卵に悪影響を及ぼすのではないかと考えられています。メルビン(メトフォルミン製剤)は、もともとは糖尿病治療薬ですが、アンドロゲン(男性ホルモン)の生産を促すインシュリンの分泌を抑制する効果があるため、PCOSの治療薬として使われていることがあるのです。ただし、すべてのPCOSの方に劇的な効果があるわけではなく、ある程度、長期的に試す必要があります。
またクロミッド(クロミフェン製剤)とメルビンを服用してもなお、月経12日目で卵胞が育っていないとすれば(腟内に超音波を発信するプローブを挿入し、画像で卵胞の状態を確認されたのだと思いますが、いかがですか?)、ななさんのPCOSは軽いほうではないということを意味しています。その後、数日おきに注射をされているのであれば、それは卵巣に直接働きかけるタイプの排卵誘発剤でしょう。そのあたりのことも、きちんと主治医の先生にたずねられて、納得して治療を受けることをおすすめします。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
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