山下レディースクリニック
治療をお休みしました
2008年6月2日
何度か質問させていただいた事があるのですが、私は多膿胞で半年クロミフェンとタイミングでチャンスを見てきましたが、妊娠には至らず、今回少しの間治療をお休みすることにしました。主治医がクロミフェンも長期続けていると粘液も薄くなったりして、体も変化してくるので、ここらへんで一回お休みして、リラックスしてみましょうということで。。。。
私は今年28になります。遅くはないですけど、早く赤ちゃんが欲しい歳でもあります。主治医はまだ20代なので焦らなくてもまた誘発剤とタイミングで様子をみてもいいんじゃないかとおっしゃってましたが、この期間よく考えて、もしステップアップするなら人口受精を検討してくださいと言われました。自分ではとうとうここまで来てしまったのかと何だかショックで仕方ありませんでした。夫の精液検査では最近の男性にしてはかなり良好だったようです。でも卵管造影検査などの話は全く出ませんでした。うちの主治医は患者からの本などを読んで専門的な質問や要望を少し嫌う感じがします。なので自分からあれこれ聞けない空気なのですが、友人も結局卵管が詰まっていたという結果で、自分にもあてはまるんじゃないかと思うのですが、かかっている病院は人工授精まで行っています。卵管造影は不妊専門の医療機関でないと行っていないのでしょうか???
それとも卵管造影自体が次のステップアップからの話になってくるのでしょうか?
先生、これからの私には人工授精が望ましいのでしょうか?
自分で考えても不安があるのでアドバイスをお願いします。
人工授精は確立的にタイミングをとるより上がるのですか?
それから、人工授精を何回かチャレンジして、またタイミングでも様子を見て。。。とゆう治療も可能なのですか??????
人工授精にステップアップすると、それをずっと続けなくてはいけないのでしょうか???
赤ちゃんが欲しくて自分なりに頑張ってきたのですが、お金のことも含めて先のことが不安で仕方なくなってきました。。。。。
できることならば排卵誘発剤を服用する段階で、子宮卵管造影は受けておきたいですね。ご心配の通り、卵管が両側とも詰まっていた場合などは、タイミングを合わせるために通院したり、排卵誘発剤を飲んできたことが、まったくの無駄になる可能性があるからです。
クロミフェン製剤を飲みながらタイミング療法を半年試されたとのことですので、やはり次のステップは人工授精(AIH)になろうかと思います。
AIHに進むのであれば、子宮卵管造影だけでも受けておきたいですね。不妊治療専門施設以外でも行っているところはあると思いますが、もしも今通っている病院が子宮卵管造影を実施されていないようなら、これを機に不妊治療専門施設への転院を検討されてもいいかも知れませ んね。
なおAIHで妊娠される方の9割は、6回目までに結果が出ています。このような理由から、AIHが有効なのはせいぜい6回目までだと考えられています。もちろん残る1割の方は、AIHをそれ以上の回数受け続けたからこそ妊娠されているのですが。また、卵管の通過性さえ確認できれば、AIHの合間にタイミング療法を受けていくようなことも可能ですよ。治療の進め方やスピードは、妊娠の可能性を聞いたうえで、最終的にはご夫婦が決めるべきことなのです。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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