不妊症全般７のQ&A
治療方針について
2010年4月6日
初めてお世話になります。よくこちらを拝読させていただいておりまして、お会いしておりませんが、先生の暖かいお人柄が伝わってくるようで相談させていただこうと思いました。現在他の専門院にて投薬もなくタイミング療法のみの治療を半年していますが、ARTではない他に何か確率を上げる方法を探しています。年齢はもうすぐ41歳で、右卵管閉塞、軽い多のう胞性卵巣がありますが、排卵もきちんとあり、左からが多く、医師からはタイミングでも問題ないとは言われています。ただのんびりはしていられないと思うので、できる限り自然に近い方法が希望なのですが、貴院ではこの場合どのような治療方法があるのでしょうか？？
どうぞ気軽に、ここをご利用くださいね。
不妊治療には、おおまかにわけて３段階しかありません。タイミング指導、人工授精(AIH)、そして体外受精や顕微授精などのARTです。ARTを希望されないということですので、やはりAIHに進まれるのがよいでしょう。不妊治療の現場においては、AIHで妊娠された方までは、自然妊娠と考えます。一般的なAIHでは、ご主人の精子を洗浄濃縮処理したものを、 排卵のタイミングに合わせて、子宮の奥に直接注入します。妊娠率を上げるためにも、クロミフェン製剤を併用しながらのAIHを試してみてください。
当クリニックにおいて、AIHで妊娠された方の約70％が３回目までに、約95％が６回目までに結果が出ています。つまり、AIHの効果が充分期待できる目安はほぼ６回目までと考え、これで結果が出なければ、ご年齢のリミットもありますので、ARTを再検討してみることをおすすめします。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
山下レディースクリニック 卒業生からのメッセージ
まずこのメッセージを書かせて頂いている事に大変感謝しています。つい先日は私もこの用紙にメッセージを書ける日を夢見ながら読んでいました。約５ヶ月前ホームページの先生や看護師さんのメッセージを読み、涙し「ここしかない！」と転院を決めました。初めてのIVFで運良く成功し卒業させて頂く事ができました。このクリニックだったから往復２時間半の通院も全く苦にも思わなかったしIVFへも進めたと思います。山下先生や看護士さんを信じていればいつか赤ちゃんに会えると信じ どうぞ頑張って下さい。
