山下レディースクリニック
手術か投薬
2010年4月15日
はじめまして。
採卵2回ET5回ですべて陰性です。
去年転院したのですが、その転院先でまずディナゲストを使い半年生理を止めた後、採卵→新鮮胚移植(二段階)をしました。
その後、もう一度採卵をしたのですが、卵が多く採れ卵巣が腫れてしまい入院。退院後凍結胚移植の二段階移植を行いました。今回もだめだったので、その後の予定としてはダナゾールを使って4ヶ月また生理を止める治療をするようにしていました。しかし、ダナゾールの副作用などを見てみると不安になり、前回投薬での治療をしてみたものの何か成果があったのかもわからず、成果があったかどうかは結果でしか判断できないといわれたこともあり、少し不安を感じています。
今の主治医の先生からは受精や受精卵、内膜の厚さなどには問題がなく、あくまで内膜症(高プロ・子宮内の癒着、卵管の片側閉鎖、チョコレート嚢腫、黄体機能不全、子宮後屈、子宮肥大(軽度)など・・)が原因であると言われています。実際に内診時の膣鏡も我慢できないほどの激痛があります。
もし、主治医の先生が仰るように子宮の癒着が大きな原因とするなら、投薬意外に癒着を剥離する手術は方法として有効かどうか知りたいです。
卵に問題が一切なく、癒着のみであるなら、癒着を剥離した後に凍結胚移植に挑戦してみると言う方法はダナゾールを4ヶ月使う方法とどちらが有効なのか知りたいです。
先生のお考えをお聞かせください。
軽度とはいえ子宮肥大がみられるということ、内診でも激痛があるということなどから推察しますと、子宮筋層内にも子宮内膜様組織が混在している可能性がありますね。いわゆる子宮腺筋症の疑いです。子宮腺筋症は、子宮を硬くし、着床の妨げとなる可能性もありますので、『らいか』さんの状況では、ダナゾールを用いた内膜症の治療を試してみるのもいいかもしれませんね。なお、体外受精を続けるということであれば、癒着剥離をする意味はあまりないような気がします。
<ご注意>
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