山下レディースクリニック
治療方法について
2010年5月25日
昨年初めより妊娠を希望していて、今年3月に不妊治療病院にて一通りの検査を受け、今現在はタイミング指導を受けています。
一通りの検査の中では、高温期での採血で、卵巣を刺激するホルモンが年齢(28歳)にしては若干高いとのこと。
しかし、翌月再度採血をしたところ、通常の値になってたので、投薬はしませんでした。
その後タイミングをしていきましょうとなり現在に至ってます。
ただ、基礎体温をみてもおそらく私の排卵時期はわかりやすく、今までもずっとタイミングは間違っていなかったと思います。
では、なぜ妊娠できないんだろうと不安になり、
通院している先生に聞いたところ、
おそらく卵巣を刺激するホルモンに波があるのだろうとのこと、根気よくがんばっていればできますよと言われました。
しかし、毎月血液検査するわけではなく、タイミングをみてもらいに毎月1回通院するだけです。
妊娠をはやく希望しているのだったら半年タイミングみて人工授精なり、腹空内検査をするなりになると言われ、
もっと毎月血液検査をしたり、投薬なりの治療の方法はないのか疑問に感じました。
先生でも同じご判断でしょうか。
お忙しいところ、申し訳ございません。
よろしくお願いします。
なるほど一通りの不妊検査の結果、精液検査や子宮卵管造影でも問題は見つからなかったのですね。実は、基礎不妊検査を行っても原因不明のケースが10〜30%程度はあると言われています。これは、不妊原因がないのではなく、見つからないだけなのだとお考えください。卵子がきちんと卵管内にとり込まれないピックアップ障害、受精卵を子宮内にうなく運べない卵管機能障害、受精できていない受精障害といった問題は、基礎不妊検査では見つかりません。また、受精障害は体外受精まで進めばわかることですが、それ以外は検査手段もないのです。
ですから、『ほたる』さんのようなケースでは、治療をかねた検査の意味で、タイミング法を一定期間試して、それで妊娠しないなら、タイミング法では乗り越えられない問題があると考えて、次の治療段階にステップアップするというのが、 一般的な不妊治療の考え方です。できるだけ自然な方法で妊娠を目指すことは、お二人の負担が、精神的にも身体的にも経済的にも、もっとも軽くなるからです。もちろん、お二人が望まれれば、妊娠率の高い治療段階を急ぐこともできますよ。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
結婚してもうすぐ2年。赤ちゃんがほしいなあと思い出して半年。自分たちで努力しましたが、なかなか授からず、友人の紹介で山下先生のところへ通い始めました。「絶対できる」と信じ、お腹を毎日さすり、ようやく私たち夫婦にも新しい命を授かりました○ みなさんも辛い思いもされているでしょうが、自分を信じてがんばって下さい!いつか春が来ます!
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