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不妊症全般８のQ&A

精子の受精が可能な期間は何時間ですか？

2009年11月7日

タイミング法で不妊クリニックへ通っています。
その先生から、
「一般的に精子は子宮内で３日くらいは生きられるというけれど、たとえ生きていても受精が可能な状態ではない。実際に受精可能な状態を保てるのは、せいぜい２４時間程度です。」
といわれました。

びっくりして私が「では前日か当日のタイミングじゃないと妊娠できないんですか？」と聞くと
「そういうことになりますね」と。

この言葉にかなり戸惑っています。
これが真実ならば大昔も今も生まれてきた赤ちゃんはみんな「排卵日の前日・当日」の２日間限定のタイミングで授かったということなのでしょうか？

我が家は夫が１泊〜２泊出張が多いため、そんなぴったりのタイミングが毎月とれるわけではありません。
（とはいえ、もしこれが本当ならば、そのために夫にも協力してもらわなくてはならないのは重々承知ですが）

でもこれでは妊娠へのハードルがあまりに高く感じます・・・
一生妊娠できない気がしてしまいます・・

山下先生のクリニックでは、数や質に問題のない男性の精子の寿命（その中でも、受精が可能な期間）は何時間だと考えていらっしゃいますか？

参考までにぜひ教えてください。

どうぞよろしくお願いいたします。

　なるほど、少し情報が錯綜しているようですね。
　精子は、条件さえ良ければ、女性の体内で受精能力を保ったまま、２、３日は生きていられます。ところが卵子の寿命は、長くても排卵後24時間。しかも、受精能力が充分に保たれいるのは、せいぜい半日程度だといわれています。つまり、精子は数日間、卵子の到着を待っていることができますが、卵子はあまり長くは精子を待っていられないのです。ですから、妊娠可能な夫婦生活のタイミングは、排卵の３日前から排卵の翌日までということになります。さらに、妊娠の確率をあげたければ、排卵日当日か前日を狙うのが理想でしょう。排卵検査薬（尿中LH検査薬）を使い、陽性になったら、できるだけ速やかに夫婦生活を持つという方法を試してみてください。
　　　　　　

<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。

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