山下レディースクリニック
片側排卵
2010年5月23日
こんにちわ。
28歳です。
半年前に右の卵巣にチョコレートのう腫が見つかりました。
2センチ以下ということで、経過観察中です。
ここ3周期、排卵誘発剤を服用しましたが、排卵がありません。
基礎体温は毎回、きれいな2層性です。
先生には、チョコレートのう腫のある右にばかり卵ができることが原因と言われました。
癒着している可能性が大きいみたいです。
左に卵を作るためには、注射も併用しないといけないと言われました。
検査の結果、左の卵巣は問題ありません。
ほんとに注射で左に卵ができるのでしょうか?
調べていくと、無排卵で基礎体温が2層性の場合は、体外受精しかないという意見が多かったのですが、どうなのでしょうか?
ご多忙中のところ申し訳ありませんが、お願いいたします。
基礎体温が2相性ということは、卵胞が成長し、黄体化が起こっていることを意味します。 これで、無排卵ということは、黄体化非破裂卵胞(LUF/ルフ)であったということでしょうか? 確かに左側の卵巣内に卵胞ができても、やはり常にLUFになるようであれば、体外受精しかないという判断になりますが、『みゆ』さんの場合は、注射薬タイプの排卵誘発剤を用いて左側からの排卵にチャレンジされてみてもよいと思いますよ。
ただ、もしも左側に卵胞をつくろうとすると左右にたくさんの卵胞が育ち、極端な数の多胎妊娠が心配されるような状況下では、避妊を余儀なくされるケースもあるかもしれません。そのような周期が続くようでしたら、やはり体外受精を検討されるほうが、せっかく育てた卵を無駄にせず、多胎妊娠も回避できるという意味で適していると考えます。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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1人目の時は、半年、2人目は2ヶ月で妊娠する事が出来ました。山下先生のおかげで大切な宝物を授かる事が出来ました。山下レディースクリニックに通えて本当によかったです。遠くに転勤になる前に卒業できてよかったです。大変お世話になりました。皆さんも頑張って下さい。
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