山下レディースクリニック
不妊治療の進め方について
2012年1月29日
山下先生こんにちは。先生のサイトを拝見させていただき、ご意見をお聞きしたく質問させて下さい。
長文ですみません。
私は30歳、主人は36歳です。昨年5月に結婚しタイミングを自分たちなりに2回とっていました。
昨年から排卵出血が起こるようになり、気になって1月に産婦人科に行ったところ、排卵してないかも?と言われ、でも基礎体温は2層に分かれてます。と答えたらじゃあ排卵したあとかな?と言われました…。
そして卵巣のう腫で右の卵巣を全摘していることを話すと、(引っ越したばかりで手術は違う病院で行いました。)まだ半年くらいだから早いけど、早く赤ちゃんが欲しいなら薬を出しましょうか、とクロミフェンをいただき、大きさを見て注射をしましたが授かりませんでした。
その際「不妊治療は1回や2回でうまくいくわけではないから、また頑張りましょう」と言われ、その不妊治療、の言葉が少しショックでした。まだ半年だから…って言われていたので私に治療している自覚が少なかったというのもあると思いますが…。
そして2回目の今月、高温期になったので排卵してしまったと、あわてて病院に行ったら
陰性で反応も出ず、大きさも13ミリくらいなのでまた4日後に来てください。と言われました。
そこで先生に質問ですが、
@基礎体温もに2層に分かれているし、生理もだいたい周期的に来ます。
それなのにいきなり検査もなく、薬、ってどうなんでしょうか?
自分的には素人ながらまず薬など使わず卵の育ちなどをみてタイミングをみたらいいのかな。と思ってしまいます。
A今月は高温期なのに排卵してる感じが自分でもありません(オリモノ、胸の張りなど)こんなことは今までなかったように思うのでとても不安です。
薬の影響などありますか?
正直、主人と先生の説明も少ないし、質問もしずらいし、このまま薬を続けてもいいのか、今月でやめてしばらく自分たちでタイミングを合わせてみようか。
もし行くなら思い切って違うところへとも話しています。
先生のご意見をお聞きできたら嬉しいです。
お時間があるときで結構ですのでよろしくお願い致します。
担当医と意思疎通がうまくいっていないご様子で、お辛そうですね。不妊治療は、お二人が納得して進めることが大切で す。以下、番号順にお答えしましょう。
@私の場合、自然排卵がある方には、タイミング療法の段階ではクロミフェン製剤を積極的には使っていません。
自然妊娠を期待して投薬治療を行う以上は、排卵して いること、精液に問題がないこと、卵管の少なくとも片側が通っていること、以上3点を確認すべきだと考えます。
Aタイミング療法を行う場合は、定期的に卵胞の大きさを超音波で確認していく必要があります。その日1回見ただけでは、卵胞径13ミリといってもまだまだ排卵前なのか、排卵で卵胞がやぶけてしぼんだものなのか、判断が難しいものです。次回、卵胞が消えていたら、 高温期に入った頃に排卵したと考えていいでしょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
色々とありがとうございました。男性不妊がわかった時にはどうなるのかと思いましたが、いつも先生に励ましていただきました。こんなに早くさずかれると思っていなかったので本当に感謝です。ありがとうございました。
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