山下レディースクリニック
排卵後の体温の伸び方について
2008年1月26日
こんにちは。
以前1990で質問させていただいた者です。
今回2度目の人工授精を行うことになりました。
ここで質問なのですが、
私の場合、たとえば今回
14日目:36.30
15日目:36.42(AIH・HCG5000)
16日目:36.62
17日目:36.64
18日目:36.60(HCG5000)
という体温に至っています。ほとんど毎回、排卵はするものの
その後の体温の上がり方が鈍く、HCGを受けて初めて37.0度まで上がります。
無事に排卵をして受精したとして、その後の体温の上がりが
鈍い場合、やはりどこかに支障があるということでしょうか?
この状態で妊娠する確立はあるでしょうか?
何か問題があり、伸びが悪いのでしょうか?
ちなみに主人の精子には全く問題ありません。
宜しくお願いいたします。
排卵を終えた卵胞は、黄体へと変わり、黄体ホルモンを分泌します。この黄体ホルモンの影響で、基礎体温が上昇するため、排卵後は高温期になるのです。ただし基礎体温の値というものは、そのほかの要因の影響も受けます。黄体ホルモンは、胚の着床や妊娠の維持に欠かせないホルモンですが、高温期の体温が低めだからといって、足りていないとは言えないのです。低温期と高温期の差がおよそ0.3度未満、グラフで見た高温期が10日以下の場合は、高温期中期の黄体ホルモンの値を調べてもらうとよいでしょう。
なおhCGは、黄体を刺激し、黄体ホルモンの分泌を促す効果があり、黄体機能不全の治療にも用いられます。
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