山下レディースクリニック
2人目不妊
2010年4月16日
はじめまして。27歳の時に1人目を出産し、現在30歳です。
1人目の時に子宮内膜症と診断され、25歳から、内膜症の治療をしていました。ボンゾールで生理を止め、その後のLHーRHテストをした周期に授かりました。
そろそろ本格的に2人目が欲しいと思い、解禁したのが去年の3月位からです。
基礎体温をつけながら、自己流でしていましたが、出来なかったので、10月に子宮がん検診と一緒に、二人目が欲しいということで検査してもらいました。
子宮がん検診も、半年後にもう一度再検査と言われ、子宮内膜症も重いと診断されました。
その後の治療は、またLHーRHテストをしました。1人目の時の様にすぐ出来るのではないかと期待しましたが、だめでした。
卵管通気検査も異常なし。黄体ホルモン検査も特に異常はありませんでした。ただ、おりものの量が少ないと言われました。
確かに、治療する前にはあった卵の白身のようなおりものが、全くといっていいほど出なくなりました。
基礎体温も、治療してからのほうがガタガタになってしまいました。当帰芍薬散料という漢方を飲んでいますが、私には、合っていないのでしょうか?効果を感じません。
今年の1月から排卵時期に3日続けて筋肉注射(何という名前の注射なのかわかりません。聞いてもいい排卵をしてねという注射ですといわれただけでした。)
をし、タイミングをして体温が上がったら黄体ホルモンの筋肉注射を3日おきに生理が来るまで打ち続けます。3周期同じ方法でやりました。更に、3周期目は二本分の量を排卵時期に3日連続で打ちました。
先生からは、2月の時点で、人工授精を勧められています。
そしてまた今回も言われました。
同じ治療をしていても、出来る可能性は低いということでしょうか?
他にも、効果的な検査や治療はないのでしょうか?
人工授精に踏み出す前にまだ何かやれることなどはないのでしょうか?
今周期は、治療をお休みしています。が、5月にはATHをするか答えを出すようになっています。
よろしくお願いいたします。
そもそも不妊治療には、大きく分けて、タイミング 法、人工授精(AIH)、そして体外受精や顕微授精などのART(アート)と、3段階しかないのです。また、それぞれの治療段階は、治療であると同時に検査の意味も含んでいます。ある程度の期間続けてみて妊娠に至らなければ、この治療方法では乗り越えがたい、 何らかの隠れた不妊原因があると考えたほうが、遠回りせずに赤ちゃんを迎えにいけるでしょう。
ただ、『こう』さんの場合、まだ30歳ですし、自然妊娠の経験もおありです。精液にも卵管にも問題がなければ、あと3周期くらいはタイミング法を試されてみてもいいと思いますが、ご主人の精液検査は受けておられますか? また、卵管の通気性に関しては、通気検査ではなく、できれば子宮卵管造影検査で確認されることをおすすめします。
<ご注意>
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私は先生に沢山のわがままを言いました。先生は私の気持ちを考えて無理を聞いて下さいました。何よりの精神安定剤になりました。スタッフの皆様もいつも親切でした。ありがとうございました。
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